小路幸也
ハロー・グッドバイ 東京バンドワゴン 作者:小路 幸也 集英社 Amazon 「東京バンドワゴン」シリーズの十七作目。 これくらい続くと、大きな変化が無くても、 取り立てて事件が起こらなくても、 読めてしまう。 息の長いシリーズの強みか。 このシリーズに触…
グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン 作者:小路 幸也 集英社 Amazon 「東京バンドワゴン」シリーズの番外、長編。 今回は、サチさん、我南人、研人と、渡辺クン、甘利クンが イギリスの藍子夫妻のもとで、事件に巻き込まれる物語。 番外…
花咲小路三丁目北角のすばるちゃん (ポプラ文庫) 作者:幸也, 小路 発売日: 2020/09/04 メディア: 文庫 「花咲小路商店街」シリーズの五作目。 この作家さんの人気シリーズ、「東京バンドワゴン」と同様、 登場人物が全員、良い人。 一っかけらの悪意もなく、…
イエロー・サブマリン 東京バンドワゴン 作者:小路 幸也 発売日: 2020/04/24 メディア: 単行本 お馴染みの堀田家の物語も、もう十五作目。 いつもながらの、堀田家の春夏秋冬が描かれる。 ちょっとした、事件とも呼べないことが起こり、 堀田家の面々の、思…
ナモナキラクエン (角川文庫) 作者:小路 幸也 発売日: 2014/05/24 メディア: 文庫 家族の物語を書かせたら、ホント、上手いと思う。 これまで、さまざまな家族形態、絆というものを 見せてくれた。 今回は、父親と兄妹四人、山(サン)、紫(ユカリ)、 水(…
駐在日記 (単行本) 作者:小路 幸也 発売日: 2017/11/18 メディア: 単行本 おなじみのホンワカミステリーである。 そして、舞台は昭和、地方の駐在所。 それだから、こういう、誰も傷つかない、という始末の付け方も アリかとも思う。 悪意はどこにもない、仮…
〈銀の鰊亭〉の御挨拶 作者:小路 幸也 発売日: 2020/02/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) 解き明かされない謎がいっぱい残り、 続編ありきのストーリー展開で、 どうも、釈然としなかった。 人の繋がりや、温かさは、この作家さんの作品全般の テーマの…
アンド・アイ・ラブ・ハー 東京バンドワゴン (集英社文芸単行本) 作者: 小路幸也 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/05/31 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 「東京バンドワゴン」シリーズも14作目だとか。 このシリーズを読んでいると、 …
東京カウガール 作者: 小路幸也 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 2017/06/09 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る この作家さんの作品はいずれも、 柔らかで軽く、心が疲れた時に読む本としては もってこいだろう。 前…
ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン (集英社文芸単行本) 作者: 小路幸也 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/05/26 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る シリーズの番外編で、我南人と秋実の出会いを描く。 番外編は、見慣れた堀田…
<弓島珈琲>シリーズ。 「モーニング」から始まるダイとその仲間の物語、 というなら、4作目か。 大学時代の仲間が年を重ね、 家族を作り、そして、人生の折り返し地点を過ぎる。 変わらないものと、変わっていくもの。 年を重ねてバラバラになっても、 ダ…
「花咲小路商店街」シリーズも4作目。 一作一作、登場人物が増え、 かなりの人数になるのは、 「東京バンドワゴン」シリーズと同じ。 悪意や冷笑、皮肉は一つもない。 その影もなく、 一点の曇りもない青空を見てるような気にさせてくれる。 良い子、良い大…
「LOVEだねぇ」。「東京バンドワゴン」シリーズ、待望の最新刊。下町の大家族から愛のおすそわけ。 十周年のときが十一作目。というから、大体一年に一作という恒例行事の ような、来年を楽しみに待つような、気持ち。 そして、今作が第十三弾。 もともと大…
新米刑事の赤坂淳は、昔住んでいた花咲小路商店街に戻り、祖父母と同居することに。非番のたびに、ばあちゃんを介して事件とは言えないご近所のもめごと解決を頼まれる。心優しき人々が住む町のご近所ミステリー。 家でご飯を食べなくなった飼い猫の話、 死…
舞台は2000年の北千住。前作から9年が過ぎ、ダイも39歳に。甘さばかりではなくほろ苦さもわかってくる年齢だ。若者は大人になり、大人は少々年を取ったが、「弓島珈琲」に流れる空気は変わらない。 「仲間」とか「友情」とか、この年になると、なかなか恥ず…
舞台は1991年の北千住。喫茶店「弓島珈琲」に人が集う。誰しもが仲間になれそうな、温かな空気が流れる。事件は起こるのだが、読み終えた後の爽やかさは「東京バンドワゴン」につながるものがある。 主人公の弓島大(ダイ)は、「弓島珈琲」のマスター。祖父…
春やキュウ、根来刑事らと、そして宿敵、山森との闘いにも 一応の区切りがついたのか。 この作家さんの柔らかで、軽い文体と少女マンガのような装丁に 惑わされるが、事件自体や背景はなかなかヘビーなシリーズだ。 山森は死んだのか、それとも生きながらえ…
札幌が舞台。 刑事、仲野久、通称「キュウ」の目線で語られる、 札幌アンダーソングシリーズの2作目で、「変態性欲クラブ」にまつわる事件のその後。 軽い語り口調だが、描かれる事件は、女子高生の売春だったり、 変態性欲者がからんだ殺人だったり、むしろ…