唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

う~ん、そう来たか…。相沢沙呼さんの「medium 霊媒探偵城塚翡翠」を読む。

 

medium 霊媒探偵城塚翡翠

medium 霊媒探偵城塚翡翠

  • 作者:相沢 沙呼
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2019/09/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

大・ど・ん・で・ん・返・し…。

 

オカルト的な味付けのある物語かと、最初は思ったが、

正真正銘の推理小説だった。

 

霊媒と称する美少女、翡翠と、推理作家の香月が

ホームズとワトソン的コンビで、

霊にまつわる謎を解明していく。

 

ん? 最近、霊が登場する物語を読んだばっかりだった…。

続くときは続く?

 

先に霊視ありきで、犯人が分かっている状況だが、

犯人を司法の場に引きずり出すため、

心霊を推理として論理的に構築していく。

 

ただ、すべてが伏線で、それは結末で回収される…。

 

実に、驚かしの作品だった。