唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

警察庁のエリートが天才科学者の助けを借りて、先端科学が絡む事件を追う…。中村啓さんの「SCIS 科学犯罪捜査斑~天才科学者・最上友紀子の挑戦~」を読む。

 

SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~ (光文社文庫)

SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~ (光文社文庫)

  • 作者:中村 啓
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: Kindle版
 

 

 

天才科学者、最上友紀子と、警察庁のエリート、

小比類巻祐一の異色コンビが、

先端科学にまつわる難解な事件に挑む。

 

 

小比類巻が最上の助けを借りて、

新設されたSCIS(科学犯罪捜査斑)のメンバーを率いていくのだが、

男性の妊娠、AIロボットの殺人、脳内に埋め込んだ

マイクロチップによる殺人…、

どれもセンセーショナルなテーマで、

最初から引き込まれていく。

 

SCISのメンバーも、なかなかにクセモノ揃いなのだが、

まだ、一人ひとりの個性は、ぼんやりしている。

ま、普通の刑事臭を感じさせられるのは、

長谷部くらいか。

 

先端科学にまつわる事件だけに、

隠蔽されことが多く、

それが、少々、おさまりが悪い。

 

小比類巻の秘密がどうなるか、

続編はありそうだ…。