唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

この本屋にもいた、名探偵が。軽いばかりじゃない、ちょっぴり、苦いミステリー。似鳥鶏さんの「レジまでの推理 本屋さんの名探偵」を読む。

 

レジまでの推理~本屋さんの名探偵~ (光文社文庫)

レジまでの推理~本屋さんの名探偵~ (光文社文庫)

  • 作者:似鳥 鶏
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: Kindle版
 

 

 

本屋とか、図書館とか、本が集まる場所を舞台にしたミステリーと聞いたら、

やっぱり、手に取ってしまう。

 

特に、本屋モノ、一般書店ばかりでなく、古本屋もそうだが、

いろいろな作家さんのいろいろな作品がある。

 

本がそばにあると、それだけで安心する。

無いと、手持無沙汰だし、なんか落ち着かない。

 

一般書店が舞台のミステリーは、本自体の話ばかりでなく、

お仕事ミステリーとしても、裏方の話が覗けて面白い。

 

この作品も、通常の業務や、

危機に瀕する本屋の話から、万引き、ストーカー、

サイン本の盗難などなど、サラっとした文体で、

サクサクと読んでいける。

 

語り手のバイト君、青井のキャラは、それほど

心が寄っていかないけど、店長には、じわじわと興味が引かれる。

最終話には、うまく、惑わされた。