唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

佐々木譲

津久井が一夜をともにした相手は…。佐々木譲さんの「憂いなき街」を読む。

憂いなき街 (ハルキ文庫) 作者:佐々木 譲 角川春樹事務所 Amazon 道警シリーズの七作目。 佐伯、津久井、小島、新宮…、お馴染みの面々が、 それぞれ事件と対決し、一つに集結していくプロセスがいつも面白い。 今回は、どちらかというと、津久井の恋が中心で…

佐々木譲さんの「犬の掟」を読む。

二組の刑事コンビが、別々の角度から一つの事件を追いかける。 徐々に集束してはいくのだが、 物語開始からしばらくはバラバラ感が気になる。 謎の輪郭がボンヤリし、どこを目指しているのか、 きょろきょろ、ウロウロしてしまった。 二組の刑事コンビが同じ…

佐々木譲さんの「代官山コールドケース」を読む。

地道な捜査。事実を一つ一つ確かめ積み上げる。そうやって、犯人の後ろ姿を追う。未解決事件を扱う、二人だけの特命対策室。骨太で重厚な、ザ・警察小説だ。 正統派の警察小説である。 川崎で女性が強姦されたうえ扼殺されるという事件が発生する。 現場から…