唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

錦糸町、亀戸…、あぁ、バスに乗りたくなってきた…。西村健さんの「バスを待つ男」を読む。

バスを待つ男 (実業之日本社文庫) 作者:西村 健 発売日: 2020/04/07 メディア: 文庫 近頃は、TVのバラエティ番組や、 朝のワイドショーの一コーナーで、 よく見かける。 路線バスの旅。 無趣味だった退職した刑事が見つけた楽しみも、 シルバーパスを利用し…

薬剤師とホテルマンの微妙なコンビが誕生する?塔山郁さんの「薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理」を読む。

薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 作者:塔山 郁 発売日: 2019/05/10 メディア: 文庫 薬剤師とホテルマンのコンビ(?、コンビと言っていいのか)が 薬に関する、事件というほどもないが、トラブルや困…

父親が夢見たラクエンとは? 母親の違う四人の兄妹たちが、夏に出会ったものとは。小路幸也さんの「ナモナキラクエン」を読む。

ナモナキラクエン (角川文庫) 作者:小路 幸也 発売日: 2014/05/24 メディア: 文庫 家族の物語を書かせたら、ホント、上手いと思う。 これまで、さまざまな家族形態、絆というものを 見せてくれた。 今回は、父親と兄妹四人、山(サン)、紫(ユカリ)、 水(…

「憑依作家」雨宮縁とは、一体、何者なのか…。内藤了さんの「スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁」を読む。

スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁 (祥伝社文庫) 作者:内藤了 発売日: 2020/03/13 メディア: 文庫 この作家さん、よくもまあ、 次々に新しいキャラクターを生み出せること。 藤堂比奈子シリーズ(終了はしたが)、 よろず建物因縁帳、東京おもてうら交番、…

武骨で頑固な元刑事。息子を探しに、鹿児島からやって来た…。永瀬隼介さんの「霧島から来た刑事」を読む。

霧島から来た刑事 (光文社文庫) 作者:隼介, 永瀬 発売日: 2020/02/04 メディア: 文庫 不器用で頑固、ちょっとやそっとじゃ根を上げない、 昭和の刑事を色濃く感じさせる。 かと思うと、軽めの言動の、いわゆる今的な刑事も登場し、 そのチグハグさが、読んで…

「タフ」、「最強」。どちらも、オンナ探偵、葉村晶の代名詞。「プレゼント」から「静かな炎天」まで読み直す。

プレゼント (中公文庫) 作者:若竹 七海 発売日: 1998/12/01 メディア: 文庫 さよならの手口 (文春文庫) 作者:若竹 七海 発売日: 2014/11/07 メディア: 文庫 悪いうさぎ (文春文庫) 作者:若竹七海 発売日: 2005/05/20 メディア: Kindle版 依頼人は死んだ (文…

ボディガード、キリが、今回は探偵の真似事を?…、大沢在昌さんの「爆身」を読む。

爆身 (文芸書) 作者:在昌, 大沢 発売日: 2018/05/16 メディア: 単行本 ボディガード・キリシリーズ。 今回は、「呪殺」とか、「人体発火」とか、 少々、オカルトっぽい要素が混ざりこんでいるし、 また、身辺警護より、調査が主体となって、 肩透かし、とい…

毒舌満開、イタズラ好きな、悪魔のような9歳の姪、賢一は振り回されっ放しで…。深水黎一郎さんの「テンペスタ 最後の七日間」を読む。

テンペスタ 最後の七日間 (幻冬舎文庫) 作者:深水 黎一郎 発売日: 2016/10/07 メディア: 文庫 まあ、こんな小学四年生がいたら、 極力、お近づきになりたくない、ならないようにしようと、 読みだしてすぐに思ってしまった。 遠巻きに見ている分には楽しい。…

恋人をひき逃げで失った男が、真相をつかむため警官になった。だが、彼は人殺し…。弐藤水流さんの「仮面警官」を読む。

仮面警官 (幻冬舎文庫) 作者:弐藤水流 発売日: 2012/02/08 メディア: Kindle版 !って、完結せず、続編に持ち込しか…。 TVドラマでもよくある、「続きは劇場版で」っていう 流れを見せられたような。 で、後から調べたら、現在、シリーズ6巻まで出ているとか…