唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

誉田哲也

男の首なし死体が、カルト教団の闇を浮かび上がらせる。ヒーローは誰だ…。誉田哲也さんの「フェイクフィクション」を読む。

フェイクフィクション (集英社文芸単行本) 作者:誉田哲也 集英社 Amazon 男の首なし死体が見つかる。 のっけから、捜査員の一人、鵜飼が事件に関わっており、 捜査を誘導するような言動を見せ、剣呑な雰囲気が漂う。 首切り、カルト教団、性的奴隷…、 物語は…

待望の「姫川玲子」シリーズ、最新刊!いつも通り、姫川独特のカンが冴えわたる。気になる情報も…。誉田哲也さんの「オムニバス」を読む。

オムニバス 警部補 姫川玲子 作者:誉田 哲也 発売日: 2021/02/23 メディア: Kindle版 待ちに待った、「姫川玲子」シリーズの短編集。 七編が収録されている。 七編の中には、現在の「姫川班」の メンバーの視点で進む物語があり、 外から見た姫川像が垣間見…

「女の人の声が聞こえるんです…」、心神耗弱?ではなく、オカルト色の濃い刑事モノ?、誉田哲也さんの「もう、聞こえない」を読む。

もう、聞こえない (幻冬舎単行本) 作者:誉田哲也 発売日: 2020/08/25 メディア: Kindle版 傷害致死事件、魅力あふれる刑事たちとくれば、 この作家さんお得意の警察小説で、 ストーリーの展開にワクワクしながら読み進めていたのだが。 (この作品の主人公に…

違法捜査、プライバシー侵害、闇…、いろいろあるが、やはり熱い刑事モノだった!誉田哲也さんの「背中の蜘蛛」を読む。

背中の蜘蛛 作者: 誉田哲也 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2019/10/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る この作家さんの警察小説としては、少々、異色か。 池袋の男性刺殺事件、新木場での爆殺傷事件、 二つの事案、それぞれ、容疑者が上がり…

刑事たちが一人、また一人倒れていく…。誉田哲也さんの「ハング」を読む。

ハング (中公文庫) 作者: 誉田哲也 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2013/04/04 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る さすが、ストーリーテラーの作品で、 ぐいぐい引き込まれていく。 だが…。 読んでいるうちに、どんどん、気が滅入って…

セブンと東、彼らの行く末は…。誉田哲也さんの「ノワール 硝子の太陽」を読む。

ノワール 硝子の太陽 (中公文庫) 作者: 誉田哲也 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2018/12/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る この作家さんの、人気シリーズのキャラが 集結した、という感じで、得した気分になる。 物語は、新宿セブ…

「歌舞伎町セブン」シリーズの短編集。誉田哲也さんの「歌舞伎町ゲノム」を読む。

歌舞伎町ゲノム 作者: 誉田哲也 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2019/01/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 現代版「必殺」、「歌舞伎町セブン」シリーズの短編集。 五編が収められている。 短編構成のためか、前の作品で感じたヒリヒ…

誉田哲也さんの「正しいストーカー殺人」を読む。

正しいストーカー殺人 警部補 姫川玲子 (Kindle Single) 作者: 誉田哲也 発売日: 2017/11/19 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 短編、一編だけだからか、 少々、物足りなさが残った。 姫川の動物的カンと行動力は健在。 だが、なんか、足りな…

誉田哲也さんの「ドルチェ」を読む。

生きる者のために真相を追う刑事、魚住久江。事件が起きる前、事件を起こす前に人を救うことができたら。生者に寄り添うことにこだわり続ける女刑事がいる。 魚住久江シリーズの1作目で、表題作を含む6編が収録されている。 今は練馬署強行犯係に属する魚住…

誉田哲也さんの「増山超能力師事務所大戦争」を読む。

「増山超能力師事務所」が面白かったが、 ストーリーは完結しないままだったので、 続編はいつ出るんだろうなぁと、思いながら忘れてしまっていた。 そしたら、とっくのとうに出ていた、「増山超能力師大戦争」。 超能力者の存在が認識され、ビジネスとして…

誉田哲也さんの「ノーマンズランド」を読む。

「姫川シリーズ」の最新作ということで意気込んで読んだけど、 本筋から少々離れた事件で、 それも国家的問題がからんできて、案の定の結末。 なんだか、肩透かしをくらった気分。 姫川らしさ、というか、姫川色が今ひとつ。 捜査の展開もぼんやりしていて、…