唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

待望の「姫川玲子」シリーズ、最新刊!いつも通り、姫川独特のカンが冴えわたる。気になる情報も…。誉田哲也さんの「オムニバス」を読む。

 

オムニバス 警部補 姫川玲子

オムニバス 警部補 姫川玲子

  • 作者:誉田 哲也
  • 発売日: 2021/02/23
  • メディア: Kindle版
 

 

 

待ちに待った、「姫川玲子」シリーズの短編集。

七編が収録されている。

 

七編の中には、現在の「姫川班」の

メンバーの視点で進む物語があり、

外から見た姫川像が垣間見れて、

なかなか興味深い仕上がりになっている。

 

とんでもないひらめきを見せながら、

事件を、強引に解決へと持っていく、

姫川の捜査方法はいつものことだが、

それに対する、メンバーの受け止め方、感じ方が

さまざまで面白い。

 

だが。

 

今回の「姫川班」は、短編集としては前作の

「インデックス」から登場したメンバーで構成されているが、

第一作「ストロベリーナイト」からファンになったワタシとしては、

「姫川班」と呼ぶことに、ギクシャクした感じがある。

 

しっくりこないのだ。

 

一人ひとりにまだ、それほど、感情移入も、共感もできないでいる。

 

元祖「姫川班」のメンバーが存在感ありすぎで、

魅力たっぷりだったからかもしれない。

 

元祖「姫川班」の再結集はあるのか、

あるとしたら、いつになるのかなぁ。

 

それにもまして、「ドルチェ」の魚住が

捜査一課に復帰するかも…、って。

玲子との絡みはあるのだろうか、気になるぅ~。