2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
隠温羅 よろず建物因縁帳 【電子特典付き】 (講談社タイガ) 作者:内藤了 講談社 Amazon とうとう、完結してしまった…。 「隠温羅流の導師は、四十二歳で死ぬ」という因縁を断ち切るための 隠温羅流の謎を解き明かす旅は、いよいよ終盤を迎えた。 この旅が始…
彼女が最後に見たものは (小学館文庫) 作者:まさきとしか 小学館 Amazon 前作に続き、変人刑事、三ツ矢と若手、田所のコンビ。 事件に取り組む三ツ矢は言う。 「知りたいと思いませんか?」と。 「知らなくてもいい真実」というセリフがある。 事件に関わっ…
夏至のウルフ (小学館文庫) 作者:柏木伸介 小学館 Amazon 本の帯に、「ピンク映画館から出勤する破滅刑事。」とあったが。 「ピンク映画館から出勤」に興味は引かれたが、 「破滅刑事」という、暗いイメージはなかった。 どちらかというと、有能でまともな刑…
あの日、君は何をした (小学館文庫) 作者:まさきとしか 小学館 Amazon 男子中学生の、深夜の事故死。 幸せな生活を送っていたと思っていた母親は、 その息子の死から、壊れていく。 そこまでが第一章で、十五年後に起きた殺人事件へと、 舞台が転換する。 こ…
バスクル新宿 作者:大崎 梢 講談社 Amazon 舞台は、新宿の大規模バスターミナル。 (あそこ、だよね、南口の) 新宿から出ていく人、新宿に向かう人、 バスに乗り合わせた乗客や、ターミナルに居合わせた人々が関わる、 ちょっとした出来事や、事件。 駅や、…
フェイクフィクション (集英社文芸単行本) 作者:誉田哲也 集英社 Amazon 男の首なし死体が見つかる。 のっけから、捜査員の一人、鵜飼が事件に関わっており、 捜査を誘導するような言動を見せ、剣呑な雰囲気が漂う。 首切り、カルト教団、性的奴隷…、 物語は…
虚魚 (角川書店単行本) 作者:新名 智 KADOKAWA Amazon 人が死ぬ怪談を探している怪談師、三咲と、 呪われ、祟られて死にたがっているカナちゃん、そして、 三咲の元恋人、昇との、奇妙な関係。 そもそも、人が死ぬ怪談ばかりを探すことも、 呪われて死にたが…