唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大崎梢さんの「スクープのたまご」を読む。

「記者のたまご」ではなく、「スクープのたまご」とは…。 大手出版社、千石社のPR誌に配属された日向子だったが、 2年ほどしてゴシップ記事満載の週刊誌に異動する。 以降、実にシビアで過激な週刊誌の取材仕事に立ち向かわざるを得なくなる。 悲惨な事件の…

玖村まゆみさんの「凸凹サバンナ」を読む。

このタイトル???って感じ。タイトルだけでは、 なかなか手に取ろうという気にならないだろう。 でも、どういうわけか、図書館で借りてきたのは、 玖村さんの作品だという、ただそれだけ。 玖村さんは、「完盗オンサイト」が面白く、注目していたんだけど…

樋口有介さんの「少女の時間」を読む。

相変わらず、美女に囲まれ、それぞれに振り回される柚木。 本人は大変だ、大変だと言いながら、顔からはニヤニヤ笑いが消えないんだろうな。 今回は、柚木を振り回す美女の中に、「枯葉色グッバイ」に登場した 女刑事、吹石夕子の姿があるじゃないか!! 樋…

吉永南央さんの「まひるまの星 紅雲町珈琲屋こよみ」を読む。

シリーズものは、面白いことがわかっているので、安心して読める。 珈琲豆と和食器を販売する雑貨店の店主、お草さんが活躍する「紅雲町」シリーズの5作目。 水が流れるごとく、砂粒がすべり落ちていくがごとくの文体で、 心になんのささくれも感じさせず、…