津久井が一夜をともにした相手は…。佐々木譲さんの「憂いなき街」を読む。
道警シリーズの七作目。
佐伯、津久井、小島、新宮…、お馴染みの面々が、
それぞれ事件と対決し、一つに集結していくプロセスがいつも面白い。
今回は、どちらかというと、津久井の恋が中心で、
チームとして事件を追う面白さは薄かった。
そして、津久井ばかりではなく、
佐伯と小島の関係も…。
いつもの重厚な警察小説、というより、
刑事たちの私生活が描かれたといった感じ、
好き嫌いが分かれるかも。