唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

「鷹の目」の異名を持つ女刑事が、フグ毒による連続殺人に挑む…。梶永正史さんの「組織犯罪対策課 白鷹雨音」を読む。

 

組織犯罪対策課 白鷹雨音 (朝日文庫)

組織犯罪対策課 白鷹雨音 (朝日文庫)

  • 作者:梶永正史
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/02/07
  • メディア: 文庫
 

 

 

「鷹の目」ともいわれる、タフで洞察力に優れた女刑事、

白鷹雨音が、頭脳を働かせ、犯人を追い詰めていく、

警察小説の王道だろう。

 

頑固で折れないキャラだが、

ストーリー展開の邪魔にはならないし、

読みやすい。

 

まあ、登場人物のどのキャラも、

すんなりと受け入れられるのだが、

相棒にされた新米刑事、「ウサギ」が、

少々うっとうしい…、とはいえ、

これも、それほど、邪魔にはならないか。

 

井之頭公園で、ピエロ姿の死体が発見された。

化粧の下には、謎の文字「1/TTX」が。

 

死因は、ジワジワと死に至る、フグの毒、テトロドトキシンだという。

 

さらに、同じ毒による第二の事件が。

現場には、「2/TTX」の文字が残されていた。

 

事件は、まだ、続くのか…。

 

過去に関わった女児殺人事件との関連が

浮かび上がってくるのだが。