いよいよ、完結。メゾン・ド・ポリスのおじ様たちに、また、どこかで会えますように。加藤実秋さんの「メゾン・ド・ポリス6 退職刑事と引退大泥棒」を読む。
いつもの調子で読んでいたら、完結巻だった。
シリーズ、六作くらいがちょうどいいのか。
ただ、すべてに決着がついているわけではなさそうな、
ぼわぁんとした終わり方だった気がする。
ひよりが捜査一課に引き抜かれ、新たなステージに入ったかと、
思わされ、でも、結局、やることは、所轄の時代と変わりなく。
ひよりがどこへ移ろうとも、おじ様たちは、
メゾン・ド・ポリスにいて、迎えてくれる。
ひよりにとって、そこは、一番居心地のいいところのはず。
夏目との関係性が気になるっちゃ、気になるが…。
今回は、引退した大泥棒の孫娘が誘拐されて、
おじ様たちが、窃盗団を助けて、孫を救い出すという、
冒険ストーリー色が強かった。