警察を退職したオジサン探偵団と、新米オンナ刑事「ひよっこ」の絡みがますます楽しい…。加藤実秋さんの「メゾンド・ポリス」②、③を読む。
「メゾン・ド・ポリス」シリーズの二作、三作目を
一挙に読んだ。
これぞ、ザ・エンタメだ。
少年探偵団、ならぬ、オッサン探偵団。
副総監、鑑識課員、刑事、ま、すべて元がつくのだが。
退職した彼らがシェアハウスに同居して、って…。
さらに、所轄の新米オンナ刑事、ひよりと一緒に捜査、なんて…。
もう、最初っから、読んで楽しい警察モノってことが
丸わかりだ。
降圧剤を飲みながら、薄味の食事に気を使い、
それでも、昔取った杵柄で、いやいや彼らは今でも、
心は現役である。
このオジサンたち、なんだかんだ言いながら、
「ひよっこ」こと、ひよりを愛しんでいる。
ワタシも、このオジサンたちと同じような年齢になって、
こんな仲間たちと一緒に暮らし、
生き生きとした生活ができる彼らが、何だか羨ましくなってくる。
とにかく、ちょっと、じ~んときたり、
クスっとしたり、理屈なく楽しめるエンタメストーリーである。