キネシクス対キネシクス。最強の相手を前に、エンマさまが苦戦する…。佐藤青南さんの「行動心理捜査官・楯岡絵麻vsミステリー作家 佐藤青南」を読む。
「エンマさま」シリーズも、九作目。
今回は、心理学を操るミステリー作家、しかも、
「佐藤青南」氏を相手にするという大胆な設定で、
なかなか、スリリングな展開となった。
エンマさまが得意とするキネシクスが通じない相手ということで、
彼女が苦戦する場面も。
そして今や、エンマさまと西野のコンビ、というより、
筒井と綿貫の活躍の場も増え、チームの一体感が、
作品をより面白いものにしている。
最後の不穏な場面、次回への期待がさらに高まる。