唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

小路幸也さんの「ラブ・ミー・テンダー」を読む。

 

ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン (集英社文芸単行本)

ラブ・ミー・テンダー 東京バンドワゴン (集英社文芸単行本)

 

 

 

シリーズの番外編で、我南人と秋実の出会いを描く。

 

番外編は、見慣れた堀田家の人々の登場が無い場合が多いので、

積極的に読むことはないのだが、

秋実という人には興味があった。

 

期待の通り、その出会いはなかなかとびぬけたもので、

シリーズのゼロエピソードとしてふさわしかった。

 

それよりも何よりも、いつもは、霊としての登場だったサチさんが、

生きて、生き生きとしていること、

そして、勘一さんとの会話を楽しんでいる場面に出会えて、

とてもうれしかった。

 

 

藍子や紺の母親になる秋実は、我南人と運命的な出会いをする。

 

アイドルとして活躍する親友、桐子の窮地を救おうと

芸能事務所に忍び込もうとしたところ、

危ない連中に追われ、襲われた。

 

秋実を救ったのが、我南人を中心としたバンド、

<Love Timer>のメンバーだった。