いつもと変わらぬ風が吹き、いつもと変わらぬ安心感がここにはある。小路幸也さんの「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード 東京バンドワゴン」を読む。
「東京バンドワゴン」シリーズの番外、長編。
今回は、サチさん、我南人、研人と、渡辺クン、甘利クンが
イギリスの藍子夫妻のもとで、事件に巻き込まれる物語。
番外編なので、東京の堀田家面々の活躍があまり見られないのは
仕方ない。
このシリーズは、日本に帰ったとき、必ず、単行本を買う。
同じ本を、電子書籍で読んでいても。
というのは、装丁デザインが気に入っているから。
全作通して、変わらない雰囲気というのは、貴重だ。