警視庁の底で、怪異の「処理」を行う異能の面々。新シリーズの始まりだ。内藤了さんの「桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ」を読む。
この作家さんの新シリーズ(?)で、
期待大のところであったが。
初回から、登場人物のキャラが濃いのもそうだが、
幽霊、怪異、妖怪、因縁。。。盛りだくさんで、
とっちらかってしまった感がある。
警視庁の底の底にいて、
事件を解決も、人を救いもしない、
「異能処理」という任務も、まだ、すっと入っては来ないし…。
シリーズが進むにつれ、落ち着いてきたら、
それぞれに共感できるようになるかも。
ただ、異能を持つゆえに、奇異な目で見続けられてきた
主人公の安田怜が、居場所を見つけられたようで、
それは、良かった…。
でも、新シリーズもいいけれど、
憑依作家は、どうなった?