サクサクっと読めるのは…。知念実希人さんの「甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ」を読む。
天才女医の天久が難事件を解決する
「天久鷹央」シリーズの八作目、だそうだ。
ワタシとしては、この作品が初見。
人との交流が苦手で、男言葉を操る天才女医と、
ワトソン役ともいえない、名探偵の周りをウロウロしているばかりの
助手(?)とのコンビ。
ふと、「櫻子さんの足下には」シリーズ(太田紫織さん)の
コンビを思い出した。
どちらも、サクサクっと読めるのは、うれしい。
都内で、若い女性が惨殺される連続殺人が起きる。
現場に残された血液からDNAが検出されるが、
それは、四年前に死んだ男のものだった。
その男の死亡宣告をしたのが天久だったことから、
事件に巻き込まれる(首を突っ込む?)ことに…。
死んだ男が生き返り、殺人を重ねているのか…。