唯一ノ趣味ガ読書デス

ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

「潔癖」刑事、田島と、相変わらず空気を読まない女刑事、毛利との、最も噛み合わないコンビ、再び。梶永正史さんの「潔癖刑事 仮面の哄笑」を読む。

 

潔癖刑事 仮面の哄笑 (講談社文庫)

潔癖刑事 仮面の哄笑 (講談社文庫)

  • 作者:梶永 正史
  • 発売日: 2020/07/15
  • メディア: 文庫
 

 

 

「潔癖刑事」シリーズの三作目。

 

モノはあるべきところにあるべき形で。

バランスを過剰に重要視する、警視庁捜査一課の田島。

そして、帰国子女で、傍若無人の女刑事、毛利。

毛利の指導役を押し付けられ、コンビを組まざるを得なくなった田島だが、

相変わらず、彼女に振り回されっ放しだ。

 

この二人、どちらも、魅力あふれるキャラだとは言い難く、

毛利の言動には、時々、ムカつくし、

田島は田島で、個人的には、お近づきになりたいキャラではないし。

 

だが、このコンビ、妙にクセになる。

 

二人のやり取りは、たまにウザいんだが、

言い負かされる田島を見るのが、だんだん、面白くなる。

 

さて今回。

数人が負傷し、男性が一人死亡するという乱射事件が

公園で発生した。

 

死亡した男性は、警察官だった。

 

犯人は、現場で警官に射殺される。

田島は、この乱射事件に不可解なものが感じ…。