ボートチェイスが圧巻!スピード感が半端ない。吉川英梨さんの「波動 新東京水上署」を読む。
「新東京水上警察署」シリーズの一冊目。
東京五輪開催に向けて、廃止されていた水上警察署が、
期間を限って、五港臨時警察署として復活。
その署に係長として配属されてきた碇、日下部、
そして、海技職員の有馬、この三人の活躍が見ものである。
また、碇が抱えたトラウマや、恋愛が絡む三人の関係など、
見どころは多い。
そして、後半のボートチェイスも圧巻。
三人のキャラクターも、それぞれ、クセはあるのだが、
ストーリーの展開を邪魔せず、鼻につくこともなく、
すんなり、受け入れられる。
海上の警察モノを読むのは初めてだが、
目新しく、このシリーズもすでに、数作出ているということで、
追うのが楽しみである。