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ハードボイルドや刑事モノばっかりですが、読んだ本をご紹介。

ボートチェイスが圧巻!スピード感が半端ない。吉川英梨さんの「波動 新東京水上署」を読む。

 

波動 新東京水上警察 (講談社文庫)

波動 新東京水上警察 (講談社文庫)

  • 作者:吉川 英梨
  • 発売日: 2016/09/15
  • メディア: 文庫
 

 

 

「新東京水上警察署」シリーズの一冊目。

 

東京五輪開催に向けて、廃止されていた水上警察署が、

期間を限って、五港臨時警察署として復活。

 

その署に係長として配属されてきた碇、日下部、

そして、海技職員の有馬、この三人の活躍が見ものである。

 

また、碇が抱えたトラウマや、恋愛が絡む三人の関係など、

見どころは多い。

 

そして、後半のボートチェイスも圧巻。

 

三人のキャラクターも、それぞれ、クセはあるのだが、

ストーリーの展開を邪魔せず、鼻につくこともなく、

すんなり、受け入れられる。

 

海上の警察モノを読むのは初めてだが、

目新しく、このシリーズもすでに、数作出ているということで、

追うのが楽しみである。